PHYTO THERAPY DATA AROMATHERAPY

植物の力

植物の力は、何をどう組み合わせるかで効果が変わる

植物には多種多様な成分が含まれ、それらが私たちの心と体にホリスティックに働きかけ、整えてくれます。目的に合った最適なものを選べば、日常のちょっとしたトラブルのケアなら1種類の植物でも効果は十分。そしていくつかを組み合わせれば、さらに効果を高めることが可能です。しかし、植物成分の組成と構造は非常に複雑。そのため複数の植物を組み合わせた場合、そこに相性の良し悪しが生じます。1つ1つは優れていても、組み合わせることで効果が薄れる、あるいは打ち消しあってしまうこともあるわけです。つまり、高機能の植物をただ組み合わせればいいのではなく、効果が足し合わされ、1+1が3にも4以上にもなるように組み合わせる。それが薬草学の処方です。加えて、最先端の研究が処方の精度と機能性を高め、治験の示す数値とデータが信頼性を証明します。地球の恵みと、人類の叡智と科学の叡智。カラーズが作るナチュラル&オーガニックコスメを支える、植物の力を最大限に引き出す知恵と技術を紹介します。

フィトテラピー

皮膚・嗅覚・消化器を通し、
植物の力を取り込んでいく

フィトテラピーは、日本語で植物療法。植物成分のもつ薬理効果を活用したケアの総称です。カラーズが取り入れているのはヨーロッパ、とくにフランスで体系化されたフィトテラピー。植物成分をさまざまな剤型で、皮膚・嗅覚・消化器の3つの経路から取り込んでいくのが特徴です。フランスでは、ハーブはごく日常の存在。市場やオーガニックスーパーには新鮮なハーブとティザンヌ(ハーブティー)が並び、毎日の食事やリラックスのために、あるいは頭痛や風邪、肌荒れなど、ちょっとしたトラブルのケアに用いられます。「エルボリストリー」と呼ばれる薬草専門の薬局には、数百種類ものティザンヌのほか、チンキ(アルコール抽出エキス)、精油、芳香蒸留水、エリクシール、クリームやバームなどが豊富に揃い、専門の薬剤師が1人1人の症状と体質に合わせ、処方してくれます。当たり前のこととして日常に根付き、身近に選択肢がたくさんある。この環境が、フランスにおけるフィトテラピーの礎です。植物薬理学の研究も早くから進み、フィトテラピー処方のカプセル剤や錠剤の開発も盛ん。抗生物質や鎮痛剤、PMSや更年期の諸症状緩和剤など、種類も豊富です。それを牽引するのは、国立大学であるパリ第13大学 医薬学部 フィトテラピー学科の教授陣。現役の医師と薬学博士でもある彼らは、その臨床と研究の実績において世界的な権威です。その知見とノウハウを受け継いだ唯一のスクールが東京にあり、カラーズが製品作りに応用するフィトテラピーは、そこでの学びに基づいています。

ルボア フィトテラピースクール

フランス植物療法普及医学協会認定
カラーズが学びを得たフィトテラピーの学校
本場フランスで学び、日本におけるフィトテラピーの第一人者である、森田敦子さんが主宰するスクール。パリ第13大学の教授陣が発足・運営する「フランス植物療法普及医学協会(AMPP)」の、日本で唯一の認定校です。AMPPの代表理事を務め、産婦人科領域におけるフィトテラピー実践の権威、Dr.ベランジェール・アルナールが特別顧問に名を連ねます。カリキュラムは、本国の学問体系を基盤に漢方や日本古来の薬草を取り入れ、日本で学ぶのに最適化。アカデミックでありながら親しみやすく、自分や家族のケアに取り入れたいと考える女性たちから、看護師や薬剤師といった医療従事者、ビューティやウェルネスビジネスに関わる人まで、幅広い層に支持されています。上級コースを修了後、所定の試験を経ると「AMPP認定 メディカル フィトテラピスト」のディプロマを取得でき、プロフェッショナルとして活躍の道が拓けるのも、このスクールだからこその強みです。
カラーズのAMPP認定 メディカルフィトテラピスト
  • 橋本宗樹(代表取締役 社長)
  • 内藤航(取締役 副社長)
  • 佐藤義人(取締役 営業部長)
  • 田中千晶(取締役)
  • 星野啓太(ブランド戦略室/商品企画課)
アロマテラピー

植物の精油成分に特化。
脳へ直接アプローチできる芳香療法

アロマテラピーは「aroma(芳香)」と「therapy(療法)」を合わせた言葉で、植物から抽出した芳香成分である、精油を用いたケア全般を指します。植物の芳香そのものは古くから用いられてきましたが、今のように精油が主役となり、「アロマテラピー」と呼ばれるようになったのはほんの100年ほど前のこと。その後フランスでは医師の管理のもと、内服も行う「メディカルアロマテラピー」として発展し、イギリスでは精油をキャリアオイルで希釈し、マッサージをする方法とともに、セラピスト主導の「ホリスティックアロマテラピー」として発展しました。カラーズはその両方から学び、化粧品作りに応用しています。精油は油溶性の性質をもち、また分子構造が非常に小さく、皮膚や粘膜から容易に体内に吸収されるほか、嗅覚を通して脳へ直接働きかけるのが最大の特徴。とくに脳への作用はスピーディで、わずか1.5秒で感情を切り替え、自律神経と免疫力、ホルモンバランスを整えて、ホメオスタシスの維持をサポートしてくれるのです。ただしその作用を得るためには、オーガニックや自然栽培、野生種の植物から抽出された、100%ピュアな精油であることが大前提。また、用いる際には細心の配慮とともに、十分な知識と経験が求められます。ダイレクトで非常に力強く、多様な目的と用途に応用できるアロマテラピー。そこにはまだまだ、たくさんの可能性が秘められています。
カラーズのアロマテラピスト
  • ジャンクナス裕子(商品企画課)
    NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)アロマ・アドバイザー
科学的エビデンス

自社ラボと外部機関との連携で推進

試験や検査などのアプローチで解明された、植物成分と処方の科学的データは、フィトテラピーやアロマテラピーの信頼性を裏付け、オーガニックコスメのさらなる機能性と汎用性を高めるために不可欠な要素。カラーズでは、自社のオーガニックコスメ専門ラボで、自律神経測定器や肌水分測定器などを用い、独自にデータを収集・蓄積しているほか、外部の専門家や学術協会、研究機関と連携を取り、常に最新情報の収集に努めています。さらに、外部研究機関との共同研究にも積極的に取り組み、オーガニックコスメの可能性を広げるとともに、その認知向上にも寄与していきます。

最近の主な取り組み

第35回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会での発表
2018年2月15日
日本フィトテラピー界の第一人者で植物薬理学の研究者、化粧品開発者としても活躍する森田敦子さんとの共同プロジェクトで採用している新規成分について、2017年7月に学会で発表を行いました。テーマは「植物療法とオーガニック化粧品の可能性 28歳からの女性ホルモン賦活ケア『紫キャベツ由来成分“ボロン”の作用機序』」について。会場は150人以上の動員となり、美容皮膚科界に植物の有用性を啓蒙するとともに、カラーズが科学的エビデンスを重視したオーガニックコスメ カンパニーであることの認知向上にもつながる結果となりました。